第10回 相模国霊場研究会 6月3日(月)開催のお知らせ
第10回 相模国霊場研究会のご参加者を募集します。
【日時】
2024年(令和6年) 6月3日(月)
15時開場・会場準備・受付開始
15時20分~18時30分
【場所】
相模原市立 市民・大学交流センター
ユニコムプラザさがみはら
(小田急線相模大野駅 徒歩2分)
ミーティングルーム4
【申込先】事務局 城川(キガワ) ※要事前申し込み(人数制限あり)
http://banshowboh.world.coocan.jp/sagami_study/index.htm
【会費】 300円(場所代+事務諸経費)
【研究発表】
1) 本田 不二雄(ノンフィクションライター・神仏探偵)
「勝坂遺跡と有鹿神社奥宮のミッシングリンクを探る」
相模国最古の神社ともいわれる有鹿神社(海老名市上郷)の淵源は、縄文時代に遡るともいう。というのも、その奥宮(相模原市南区)は鳩川の水源にあり、その湧水祭祀に発祥するといわれるが、そこは、縄文時代中期の大集落があった勝坂遺跡(約5000年前)と重なっているためである。ただし、勝坂遺跡の時代とカミ祀りの祭祀遺跡(勝坂有鹿谷遺跡/4世紀末~7世紀前半)とでは、大きな時代の大きな隔たりがある。この空白(ミッシングリンク)は何を意味するのか、相模最古のまほろばの謎を探ってみたい。
2) 城川 隆生(もと神奈川県立高校社会科教諭)
「文政九年『八菅山地誌調書上』を読む(その1)-「霊場」概念の定義を含めて-」
本研究会は今まで「霊場」という概念の定義をあえて規定せずに、各参加者の認識に任せて研究会を行ってきた。今回は第10回ということもあり、「霊場」という概念について若干の整理を行ってみたい。その上で、相模国を代表する修験霊場「八菅山」の近世以前の姿と自己認識がもっともまとまって表現されている『八菅山地誌調書上』を、参加者とともに読み解いていきたい。この『八菅山地誌調書上』は当時の江戸幕府地誌調所に提出され『新編相模国風土記稿』編纂の基本資料となった。一次資料である書上と二次資料である風土記稿では八菅山という霊場の構造的な捉え直しも行われている。
【懇親会】
終了後、希望者を募って近隣の飲食店で行いたいと思います。
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