茅ヶ崎駅上空2000メートルから煤ヶ谷を中心に俯瞰した鳥瞰図です。
本書は、皆様に手に取って頂きやすいようにハンディーなサイズになっておりますので、鳥瞰図のサイズが小さめです。鳥瞰図につきましては、これも参考にして下さると、現在の地形図に合わせた細かい地形や地理などがわかりやすいと思います。
鳥瞰図を自分で作るようになったのは、2005年に『丹沢の行者道を歩く』(白山書房)を出版するにあたり、山岳考古学研究者の山本義孝さん(現 袋井市歴史文化館 館長)から、この内容だったら鳥瞰図とかを載せたらすごくわかりやすくなるのではないか、というアドバイスを頂いたのがきっかけでした。その時は、出来るかなあ?と半信半疑でしたが、調べてみたら、カシミール(https://www.kashmir3d.com)と山旅倶楽部(http://www.yamatabi.net/main/index.html)という、絶好のソフトとオンラインサービスがあることを知りました。
それ以来、現在に至るまで、講演パワーポイント材料、研究発表パワーポイント材料、職場でのちょっとした地形地理案内などなど、自分にとっては欠かせない仕事道具となっております。
作業は、4万分の一か2万5千分の一か使用地図を決めて、表示したいエリアを見渡せそうなポイントから視点の高さと見下ろす角度を仮表示の鳥瞰図を見ながら、「撮影」して行きます。上から見下ろすと平らに見えてしまうので実際のタテヨコ比よりもタテを2倍ぐらい強調することが普通です。慣れると5分もかからず良い感じの鳥瞰図が出来上がります。「撮影」の画質調節はもちろん、季節や時間を変えて太陽の当たる向きと陰影なども調節できます。
手間がかかるのは、平面地形図上のポイントに、表示したい地名を事前に設定することです。それさえ前もってカテゴリーを決めて保存しておけば、あとは鳥瞰図上に表示される地名ポイントのうち不必要なものは消して必要なものを表示することで簡単に仕上がります。なお、山旅倶楽部のデータには前もって山名情報は入っています。
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