年の瀬の大山
年の瀬の大山。昼過ぎには西からだんだん雲も取れて、山頂からの丹沢山地の展望が素晴らしい。中世の大山の山伏たちはこの景色を見てあの峰々に行者道を開拓していったはずだという強い確信を持つことができる場所です。
しかし、多くの登山客は山頂トイレを利用しても、その裏の絶景ポイントや大山北尾根には足を向けないのが残念。
ちょうど28日は不動明王の縁日。大山不動は鎌倉時代に鉄仏が鋳造されましたが、それ以前は山頂で良弁が感得したと伝承されていた木造の不動明王が本尊だったはずです(『大山縁起』真名本)。明治維新以降、不動堂の場所は阿夫利神社へと姿を変えた大山ですが、かつての茶湯寺「来迎院」の場所に規模を縮小して復活している大山不動で往時をしのびつつ、朝は曇りであきらめかけていたのに良い使えそうな写真が結構撮れたことに感謝。
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