高尾山トレーニング
家近くの恩田川沿いをトレーニングのために走って最後に階段ダッシュ数本とかやっていたらふくらはぎを痛めました。やはり山を歩いた方が歳相応の良いトレーニングだと思って、そろそろ「来ないでください」とは言われないだろうと、高尾山午前中トレーニングに向かいました。
けっこうな人出でした。6号路の登山口でちょうど10:30だったので45分で登ろうと思って山頂で時計を見たら11:19で体感と違ってちょっと悔しかったです。やはり衰えているのかあ?
この季節、あんまり花は咲いていません。花はオカトラノオ(丘虎ノ尾)、アカショウマ(赤升麻)、ヤブレガサ(破レ傘)、オオバジャノヒゲ(大葉蛇ノ髭)、オオバギボウシ(大葉擬宝珠)。緑の実はマムシグサ(蝮草)かミミガタテンナンショウ(耳形天南星)か?珍しくカゴノキ(鹿子ノ木)もあります。
そして高尾山は薬王院というお寺のお山。薬王とは薬師如来のことですが、江戸時代以降の薬王院は飯綱権現という信州発の天狗の神様の霊験を前面に出して参詣者の信仰を集めて来ました。なのでこの飯綱権現堂が一番立派です。お寺なのに本社。良いんです!これが日本の宗教文化の神髄です。雑じり合うことが日本文化の特質。ファナティックに純粋なものを求めるのは本来日本的ではない。
東京都指定文化財のこの拝幣殿は宝暦3年(1753)に建てられ、その後、文化2年(1805)の再建修理でこの華やかな彩色やバク(獏)をはじめとする色々な霊獣が取り付けられました(「高尾山の建築について」『多摩文化』第24号 1974)。身近な寺社建築は、特に19世紀から20世紀初めの時代が全般に細かいところまで派手で見応えがあります。江戸時代の終わり頃から明治時代です。職人の技と人々の信仰心がうまくマッチした時代だと思います。
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