本日は伊勢原市中央公民館で講演するはずでした。5月中にレジュメ資料を送って下さいと言われていたので、かなりの時間をかけて大部のレジュメとパワーポイント資料を作ってレジュメの方は月末にお送りいたしましたが、結局、公民館は6/15まで閉館になりましたので11月に延期いたします、というご連絡を頂いてガクッ。
この講演の中身で目玉のつもりだったのが、先日発見した日向薬師の縁起で、おおよその概略がわかるレベルまでは解読したものの、なにしろ崩し字の古文書。それをお示しして一緒に崩し字解読勉強会しませんか?のようなお話まで考えていましたが、このウィルス騒動では仕方がありません。
そこで、再開した愛川町の郷土資料館へ無理を承知でまた古文書解読のサポートのお願いm(__)m。歴史学、特に近世以前の文献史学の古文書読みの先生方にはほんとに頭が下がります、尊敬します。こちらは哲学科の日本宗教思想史出身です。ひたすらお世話になるしかありません。
大雨&渋滞の中、辿り着いてみれば、万象房野外講座にも何度も参加している地元選出某若手政治家も調査研究に来ていて久しぶりの再会。色々と情報交換や噂話も出来て有意義な時間でした。
愛川町をお暇したあとは厚木市のあつぎ郷土博物館へ、江戸時代の山伏が建立して今そこで保管しているある石造物の文字が「三」なのかキズがついて「五」に見えるのかを確認させて頂きました。これは今年出版予定の拙著に関わる問題。それにしても、どの施設もウィルス対策で色々と大変なリスタートになっています。日本中、いや世界中、そうなんでしょう。
今日は仕事が無くなった一日をなんとか有意義な時間に転換することが出来ました。そして、愛川町の主要道路でも、4月5月の「神奈川県に来ないでください」「県境をまたいだ移動は自粛して下さい」という電光掲示板はありませんでした。今後もずっとそうであって欲しいと祈ります。