真言宗 関東五ヶ寺
江戸時代の中頃、真言宗(高野山、東寺、仁和寺、醍醐寺 系の古義真言宗)の幕府との窓口を務めた関東の有力寺院が五つあって「関東五ヶ寺」と呼ばれていたのですが(※宇高良哲『近世関東仏教教団史の研究』文化書院 1999)、相模国つまり神奈川県内ではそのうち三つとも神社になっています。
・箱根権現東福寺金剛王院 => 箱根神社
・鶴岡八幡宮寺荘厳院 => 鶴岡八幡宮
・大山寺八大坊 => 阿夫利神社
相模を代表していた有力真言宗寺院が明治時代になるとすべて消滅したという事実からしても、明治維新というのは日本文化史の大断絶だなあと思いながら県立図書館で資料を漁る一日。
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