第30回日本山岳修験学会高野山学術大会
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」エリア↓
http://www.sekaiisan-wakayama.jp/
で開催された今大会は、さすがにご参加者も多く、毎日健康的な精進料理(↑帰りに、大阪で、こってりしたラーメンを我慢できず思わず食べました)の宿坊寺院が参加者のお宿(外国人比率高し)。いつものことながら大学教員・高校教員・博物館学芸員・大学院生・大学研究生に加えて、在野の研究者、登山家、宗教者(僧侶・山伏・神職)など、ヴァラエティと国際色に富んだご参加者。
研究発表も、宗教学・歴史学・民俗学・考古学・社会学の各分野からのご発表、現役修行者のご発表など全18件とこれ終わるのかなと心配になるくらい盛りだくさん。個人的に一番面白かったのは九州の森田先生のご発表「高野山行人方僧侶と民俗伝承―薩摩の行人方墓地を中心として」。江戸時代はじめ頃、高野山の学侶方と行人方が争った末、幕府権力によって全国に流された600人強の行人方僧侶たちの末路なんて今まで全く知りませんでした。
他にも勉強になることが多く、懐かしい出会いもあって充実した研修が出来ました。高野山は伽藍壮大なマンダラ世界、美しい自然が一杯、怪しいお店(↑)も発見。来年の第31回大会は石川県加賀白山。遠いです。行けるのかな?
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