国学院大学博物館特別展「走湯山と伊豆修験―知られざる山伏たちの足跡―」
国学院大学博物館特別展「走湯山と伊豆修験―知られざる山伏たちの足跡―」を拝見して研修してきました。
2007年頃の拙著や拙論でも紹介したことのある伊豆半島を時計回りに巡礼していた修行(「伊豆峰」)についての考古学的知見からの展示。丹沢山地エリアと同様、明治時代初めに途絶えてしまっているし全国的にはあまり知られている修験集団ではないのでこうやって特集するのは大変有意義だと思います。史料がそれほど残っているわけではない中で周辺分野の情報をうまく活用していて見ごたえもありました。
ただ、タイトルの「伊豆修験」の用語は果たして適切なのかしらん?「伊豆走湯山修験」または「伊豆山修験」の略称として使っているのでしょうが、「~修験」という用語は所属一山(または寺社)名と組み合わせて使うべきではないのかしらん?伊豆国には別組織に所属していた山伏もいたはずですしねえ。
会期は11月12日(土)~1月22日(日)です。皆様にお勧めいたします。
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2022_shugend
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