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2019年10月23日 (水)

伝統とは何?

昨日から伝統という言葉があふれています。でも、昨日の儀式には江戸時代まで約千年近く行っていた仏教の密教儀礼「即位灌頂」もなく、皇族が務めていた「護持僧」の姿もありません。仏教的要素を徹底的に排して作り直された伝統。

国家の伝統も政治・経済・他、諸々の要因と都合によって変化しています。その歴史的経緯が報道でも全く無視されていることに違和感を感じます。

明治維新の時、それまで仏教界の頂点にいた各寺院の宮(親王)門跡たちは仏教の僧であることが禁止され復飾(還俗)しました。

歴史上最後の皇族山伏 天皇の護持僧でもあった聖護院門跡雄仁親王(光格天皇の養子)は慶応四年(一八六八、明治元年)二月に海軍総督、そして八月没。

知恩院門跡(浄土宗)はアナポリス海軍兵学校 (アメリカ合衆国)へ入学。仁和寺門跡(真言宗)は戊辰戦争・日清戦争で活躍し元帥陸軍大将。

男子皇族の多くは江戸時代は僧へ明治時代は軍人へと敷かれるレールの方向は全く変化して行きました。上野彰義隊と奥羽越列藩同盟の象徴的盟主として一時的に新政府軍に抵抗した寛永寺門主輪王寺門跡(天台宗)もやがてドイツの陸軍大学へ留学し軍人として名をあげ台湾で亡くなりました。

※これ、実は今書いている本のネタの一つでもあります。

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